所謂中年の危機、がこの作品の大きな縦糸で、それにドラッグ・同性愛・小児性愛etc、1999年当時のアメリカの社会問題を横糸として織り込んで一つの作品にしてみました~ という感じ。
ざっくりの粗筋はAmazonの作品紹介の通りです。
広告代理店勤務の、うだつの上がらない42才のレスター・バーナム(ケヴィン・スペイシー)は、妻のキャロライン(アネット・ベニング)からは馬鹿にされ、高校生の娘のジェーン(ソーラ・バーチ)からは毛嫌いされ…
と、典型的な冷えた家庭の主なのですが、ある日唐突に、勤務先で解雇リストに自分の名が挙がっている事を告げられ…
クサっている時に、嫌々ながらも娘のチアリーディングを参観しに行った時に、娘の同級生であるアンジェラ(ミーナ・スヴァーリ)を見初め恋に落ち…
そんなこんなある中、隣に新たな住人が越してきて、その家の住人は、父は厳格な元海兵隊の海軍大佐、息子はちょっとイカれ気味ストーカー気質なリッキー(ウェス・ベントリー)。
そのリッキー、毎日ビデオカメラを片手に娘のジェーンを撮影していて…
とまあ、作品序盤はこんな感じ。
ハッキリ言ってこの作品、ソーラ・バーチとミーナ・スヴァーリがWで脱いでいるので一応観ましたが(笑 そうで無ければ観てもいなけりゃ、仮に観始めても途中で鑑賞をやめてたかも…
のっけからレスターの自分語りで、「1年も経たぬうちに僕は死ぬ」とカマしますので、まあ寿命とか病気とか言うオチは無いでしょうから、誰かに頃されるんだなー、サスペンス調の作品なんだなー、と観始めるのですが、なんかイマイチ感情移入もできない、引っ掛かる点も多い雰囲気の作品で…
まず第一に、ケヴィン・スペイシーが42才という割にはオッサン臭い点。
後で調べてみたら、どうもこの作品制作時にはケヴィン・スペイシーも大体それ位の年齢だったみたいで、まあ作中役年齢とは合致しているんです。
しかしオッサン臭い。
50才位にしか見えない。
これは妻役のアネット・ベニングに関しても同様。
あと、いくら我らが宗主国のアメリカ様でも、あの家庭環境が中流と言われると、ちょっと…
しっかり手入れされた芝が張り詰められた広い庭。
(やれば解りますけど、あれだけの面積の芝生の管理は相当な手間とコストがかかりますよ…)
家族揃って摂る食事のテーブルには、燭台が飾り付けられ…
ウサギ小屋で暮らす日本人の目から見れば、これでミドル(中年・中流)の悲哀だ何だ言われても、ちょっと…(汗
話の筋的にも、要は「誰がケヴィンを頃すのか」的な話の筋立てなんですが、結末は、ハァ? って感じでした。
中年の危機の最中、アンジェラへの恋&解雇をきっかけに弾けるケヴィンの弾け具合も今一つだし、ストーリー的にもそう驚く様な展開も無い。
レビュータイトルでも触れましたが、コレがアカデミー賞で作品賞を取った、というのがイマイチ理解できません。
私がこの作品で感じたのは…
リッキーよ、いくら何でもあの量で2000ドルはボッタクリ過ぎだっつの(笑
まあそれ位でした…
総じて、作品内容としては先に触れた通りで、うーんなんだかなー、という感じなのですが…
★評価としては、作品基準点として★2に、ソーラ・バーチとミーナ・スヴァーリのB地区加点で+★1の計★3、といったところです。
末筆ながら…
この作品を観る諸男性方の気になるところは、果たして作中のどこでソーラ・バーチとミーナ・スヴァーリがB地区を晒すのか、という、その要素が大きいのではないかと思うのですが…(笑
私自身の覚え書き、先に山に入った人間としての道標、目印代わりに、簡単な座標、印を示しておきます。
何かと忙しい現代社会に生きる皆様方も、よろしければご活用下さい。
(ソーラ・バーチ)
1:10:42~ (B)
(ミーナ・スヴァーリ)
1:47:18~ (B)
以上です。
-
クリスマスギフト2019>ベビー・おもちゃ・ゲーム
|
家電・カメラ・PC
|
ファッション
|
ホーム&キッチン・ペット
|
ビューティー
|
スポーツ&アウトドア
|
本・DVD・ミュージック
|
食品・飲料・お酒